“フレックスアーム横ヒレ改”について質問が多いのでお答えしようかと思う
かれこれ13~14年経つと思うけど現在のキャンディがまだ青くてピカピカだった頃にロッククローリングやろうと思って当時価格崩壊が始まって安く買える様になりだしてた5リンクにするか、あまり装着車を見掛けなかったトライフォース社のフレックスアームにするか悩んで、絶対的ストローク量を稼ぐ事を大前提としてフレックスアームをチョイス
他にも取り付け精度が悪く走行中異音出したり、フレームに穴あけしなきゃダメだった当時の5リンクは精神衛生的に悪くてw 5リンク化のメリットってリンク数が多いから頑丈で壊れないとかコイルが弓なりにならないとかがメリットってされるけど、結局の所はただの棒に過ぎない5リンクのロアアームは曲がるし、アッパーアームが邪魔でストロークの邪魔になったりして
コイルの弓なりも5リンクは弓なりにならないとか言ってるけど、結局はLet’s go DIYではなく発想の転換とそこそこの技術力があれば3リンクもたいして弓なりにはならない
安い5リンクは手軽で手を出しやすいのが分母が多い理由で”絶対無敵”は未だフレックスアームだと思っている気持ちはずっと変わらないと思う。 ただ私も欲張りなのでメーカーの想定とは異なる膨大なストローク量を出したいし、高速道路では超高速移動したかったし、色々と1台で賄いたいって思ってたりして、ここから生まれたのが当時コンセプトにしてた「オンロードとオフロード究極の両立」と言う考え方でそれに答えられる唯一無二のアームはやっぱりフレックスアームだけ
んで、アームの他にもコイルやショックアブソーバー等も合わせたトータルセッティングで成り立つ仕様なんだけど、トライフォース社のフレックスアームを横ヒレ独自加工して強化を行い、ある程度目的に合わせた仕様でパーツを組み合わせて提供しだしたのが、みんカラユーザーを中心に拡がり当時みんな感動したもんで評判が拡がった
ちなみにフレックスアーム横ヒレ改の仕様は複数パターンある。 AT車とMT車でも補強仕様が違い、リアスタビライザー装着やブッシュの選定、ピロ化等、走るメインステージやユーザーが求める内容次第で仕様も変われば見積金額等も変わって来ます。 ショートアームピロ化は必須でフレックスアームの耐久性を飛躍的に延ばし実質ノーメンテになります。ピロの耐久性もほとんど気にしなくて大丈夫です。 クロカン仕様だろうがサーキットだろうがピロ化にデメリットなんか無いです。強いて言えばお財布には優しくないです(笑)勿論、感動的運動性能向上はお約束ですが
あとは車高の上げ下げやキャスター角の補正が自由なフレックスアームはサーキットでも街乗りでも幅広い欲望に答えてくれます
推奨タイヤサイズは245/75R16まで(225/75R16以上はホイールオフセットに合わせて調整が必要) 路面のギャップを吸収し、高く安定した路面追従性を発揮させるにはフレックスアーム以外無いです
私のオススメはクロカン仕様であっても”車高は低く”
基本的には3.5インチアップ程度まではサスペンションでリフトアップして、それ以上はボディリフトで対応させます。
クロカン仕様の場合はサスペンションストロークのレバー比が重要で、車高は低く、ストロークを下にいかに延ばすがポイントになります。
縮みストロークが多いとフェンダー干渉やトラクション抜けの原因にもなるのですが、この辺りの作り込みは案外その辺のジムニー屋さんも案外出来なかったりします。
自分の真似して画像から同じ物使ったジムニー屋さんも居たけど、何でそうするか理解してないとセッティングは出来ない訳で。
岩登りに飽きたらサーキットに仕様変更も同じアームでイケます
私は事実、1セットのアームでずーっと使ってます(笑)ショートアームのピロもずーっと無交換で不具合も無し。アームブッシュはゴムから強化ウレタンブッシュに仕様変更したぐらい。
主な仕様・パターン・予算など
具体的な仕様、パターンは下記のとおりです。
- ショートアーム ピロボール化 … 現物加工でピロボール化がフレックスアーム改のキモです。
- MTの場合、歪み防止に「ショートアーム 大ブッシュ部分補強リング工賃」必須。
- バリエーションは以下の通り。
仕様 | ショートアームピロ化 | ブッシュ仕様 | 費用(MT・工賃込) | 費用(AT・工賃込) |
オンロード、ローダウン | ◯ | 6箇所全て強化ウレタンブッシュ | 約47万円 | 約44万円 |
舗装林道、純正車高 | ◯ | ピポットのみ純正ブッシュ ホーシング側前後4箇所は強化ウレタンブッシュ | 約45万円 | 約42万円 |
クロカン、リフトアップ | ◯ | 6箇所全部純正ブッシュ | 約41万円 | 約38万円 |